ガジェッターとこさんの買い物日記

買い物好きのとこさんが日常生活の中で買ったものを紹介していくブログです。

【読書感想文】moto(2019)『転職と副業のかけ算』扶桑社

こんにちは、とこさんです。早いもので2020年がまもなく半分終ろうとしています。2020年の前半というのは、新型コロナウイルスの世界的な蔓延もあり、大変多くの方にとって記憶に残るものとなったと思います。また日々の生活スタイル、仕事の仕方、公私における人間関係など、様々な変化があった期間だったと思います。

私個人としてもこの2020年前半というのは、これからの人生を歩んでいくうえで一つ大きな決断をした時期でもありました。転職です。

ブログの中でも「7月から仕事が変わるのに伴って…」といった言葉があったり、「通勤のお供に」というタイトルの記事を書かせていただいたりしたんですが、私が転職をすることに関して、きちんとお話しできていなかったような気がしていました。

なので、今回もまたガジェットでも買ったものの紹介でもないんですが、今回の私の転職についてと、一冊の本との出会い、その感想をお話しさせていただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。

ごめんなさい。自己紹介もまだでした。

すでに5本の記事をアップさせていただいているのですが、大変失礼いたしました。まだ自己紹介すらしておりませんでした。今回の転職につながるエピソードもありますので、ここで簡単に自己紹介をさせていただければと思います。

 私は1991年生まれの29歳男性です。生まれは千葉県銚子市という田舎町(チーバくんの耳のあたり)で、高校卒業までの18年間を銚子で過ごしました。

 小学校では野球とバスケ、中学ではバスケをやっておりました。高校でも最初はバスケ部に入部したのですが、中3の最後の大会で悔しい負け方をし、若干バスケ嫌いになっていました。また、将来マスコミ関係の仕事をしたいと思っていたので、早稲田大学に進学すべく、勉強に専念するため、バスケ部を退部しました。

せっかくの高校3年間を勉強に費やしたのですが、大学受験は見事に失敗し、群馬県高崎市の大学に進学しました。この時から一人暮らしも始めます。

1年の時こそ早稲田に行きたかっただの高崎での生活が不本意だの腐っていたのですが、2年の時にある先生に出会ってからというもの、考え方が180度変わります。

「与えられた環境で頑張れない奴はほかのどんな環境に身を置いても頑張れない」

という趣旨のことを言われ、出会った瞬間、この先生についていこう!と思いました。

3年の後半から就職活動に入り、念願のマスコミ関係の企業を受けますが、大学受験の時同様、また見事に失敗。4年の6月には持ち球がなくなり、路頭に迷いました。

そこで方針転換を迫られ、ゼミの先輩に今務めている会社を教えてもらいました。システム関係の会社なのですが、縁があったのかとんとん拍子に選考が進んでいきます。ITなど全く知識がなかったので、周りについていけるか心配でしたが、せっかく内定をいただけたということで、入社を決意しました。

現職での6年と転職に至る経緯

 2014年4月から現在までの約6年強、今の会社に勤めました。最初はITに関する知識が全くなく、周りについていくことがやっとでしたが、年次が上がるごとに少しずついろいろな仕事を任されるようになりました。と同時に大企業ゆえの意思決定の遅さや仕事の配分、なかなか目立った成果が出ないなど、マイナス面も見えるようになってきます。

また、プライベートの方でも昨年の8月に結婚をし、生活スタイルが一変しました。共働きなのに、毎月自転車操業だし、今までのように自由にお金を使えないということで、どこかつまらない日々を送っていました。

仕事もなんだか頭打ちだし、収入も上げていきたいなぁなんておぼろげながらに思い始めたのが、昨年の11月。すでに2度転職を経験している友達と飲んでいた時に、一冊の本を紹介されました。それがタイトルにもある『転職と副業のかけ算』です。

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『転職と副業のかけ算』の表紙

本書のあらすじ

この本の内容としては、これからの社会人の働き方、年収を上げ続ける働き方について、著者の経験をもとに著者の考え方が書かれています。

まず、年収というのは「職種×業界」でおおよそ決まっており、年収の高い職種、ないしは業界に転職することで年収を上げることができるということです(本書では「軸ずらし転職」と表現しています)。

ただ、そのためには現職での成果が重要であり、また、在籍している会社(上司)からの評価ではなく、市場価値(論理的思考力や構造的に物事をとらえる力)を高める必要があるということです。そうすることで、転職市場での自分の価値が高まり、年収の高い職種、ないしは業界に転職し、年収を上げていくことができます。

また、これからの働き方という意味では、収入のチャネルを複数持つこと(副業)も重要と書かれています。それもただ本業と別の仕事をするのではなく、本業で培った経験や成果を副業に還流する(著者の場合はサラリーマンとして働く中で得た経験や知見や、著者自身の転職経験の発信する)ことが重要ということです。

さらに副業で得た経験や知見を今度は本業の方にも生かしていく、つまり本業と副業を掛け合わせることで、さらに市場価値を増大させていき、年収の高い職種、業界に転職する、そして生涯年収を最大化させていくことが本書のメインテーマとなります。

自分もこんな人生を歩みたいと思った

これまでも仕事やプライベートで壁にぶち当たるたびに、様々な自己啓発本を読んできましたが、ちょうど今の仕事の成果や収入面で考えていた時期に本書に出会ったということもあり、これまで読んできた自己啓発本の中で一番自分に刺さったといっても過言ではないと思っています。また、本書の中にもあるのですが、転職も副業も我々サラリーマンが誰でも使える術であるということも大きかったと思います。今回、初めての転職という大きな決断をできたのも本書のおかげだと思っています。

 少し私の転職活動のお話をさせていただくと、今回私はITという業界はそのままに職種を変える(システム運用からコンサルティング)という軸ずらし転職をしました。入口の年収こそ実質マイナスになってしまいそうですが、次の会社では成果にこだわってどんどん年収を上げていきたいと思っております。

 また、転職活動をしているときに、これまでの人生を振り返ったりもしました。よくある自分の強み、弱みだけでなく、自分はどんなことが好きなんだろうということも考えました。そこで一つ思い出したのが、自分はガジェットや洋服、文房具などを見たり買ったり、人に紹介したりすることが好きだったということ。その延長でこのブログも始めました。転職するしないにかかわらず、一度立ち止まって自分の人生を振り返ることは大事かもしれませんね。

よく、結婚すると自由に使える時間やお金がない、ということを聞きますが、まさに昨年結婚した直後の私はそういう状況でした。よくこの言葉を聞くということは、そういう状況の家庭が多いのかもしれません。でも私はそれではつまらない、自分の人生を生きていないと感じました。今回の転職は、今後自分の人生を生きるという意味でも決断をしてよかったなと思っております。これからどんどん収入を上げていき、欲しいものをどんどん買っていきたいと思っております。

 

というわけで、私が転職を決意するきっかけとなった一冊の本について、読書感想文という形でお話ししてまいりましたが、いかがでしょうか。今回の内容については、皆さん一人一人の働き方に関する内容なので、皆さん全員に当てはまるものではないと思っています。ただ、今後、終身雇用が難しい世の中になっていく上、NECはAIの知識がある人には新卒でも年収1000万円を出すなど、私たちを取り巻く環境が変化しつつあるのも事実です。転職するしないにかかわらず、これからどう働いていくか、どう稼いでいくかということは、今後考えながら働いていく必要があると思います。

最後までお読みいただきありがとうございました。